[アイジー工業の外壁材や屋根材には、金属を使用しています]

なぜ金属が選ばれるの?

「そもそも住宅の外壁や屋根に金属を使っても大丈夫?」
そんな疑問を抱く方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、金属はとても耐久性が高く軽量で優れた素材であり、私達の生活を支える暮らしに寄り添った存在です。

  • 金属ってさびない?
  • 金属って重くない?
  • 金属って安っぽい?
  • 金属っていくらぐらい?
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金属のここが気になる!

金属ってさびない?

金属を住宅に使用する際、はじめに疑問に思うのは「さび」についてではないでしょうか。
雨に晒された自転車や、車のキズからどんどんさびが広がっていくイメージから「住宅に金属を使用して大丈夫?」と不安に思うかもしれません。

そもそもなぜ金属はさびるの?

金属の表⾯が大気中の酸素や水分などと酸化還元反応(腐食)を起こした結果、金属が酸化して生成される腐食物を「さび」といいます。

さびの発生イメージ、自電車がさびているイメージ、自動車がさびているイメージ?

アイジー工業はさびに強い金属板を使っています!

アイジー工業では「ガルバ鋼板」という耐食性に優れた金属板を商品に採用しています。
鋼板の表⾯には保護作用をもった「めっき層」をコーティングしているため、鋼板自体が酸素や水分と結合し、さびを発生させるのを防ぎます。さらに工場での焼付塗装で鋼板を塗装しているので、ガルバ鋼板は何層にもコーティングされた耐食性の高い鋼板に仕上がります。

  • ガルバ鋼板は、55%アルミニウム-亜鉛合金めっき鋼板でアイジー工業(株)の商標登録です。
ガルバ鋼板のイメージ

どれくらい 耐久性が高いの?

耐食性試験

下の画像は「複合サイクル試験」といって塩水噴霧→乾燥→湿潤を組み合わせた、実際の環境に比較的近いとされる試験方法の結果です。
200サイクル(20年相当)でも赤さびの発生は⾒られません。

ガルバ鋼板のイメージ

試験方法:複合サイクル試験(JIS H 8502)試験片は表⾯にカッターでキズを付けて試験を実施しています。
弊社の社内試験による参考値で、性能を保証するものではありません。

さびない実績

次の写真は海岸線から約7km地点にある施工後15年を経過した建物です。
雨どいを取り付けている亜鉛めっき製の金具はさびていますが、ガルバ鋼板製の外壁材には赤さびの発生は⾒られません。

ガルバ鋼板のイメージ

ガルバ鋼板はさびにくいので建物の外装材としても安心してお使いいただける素材です。
適切なメンテナンスを行っていただくことでさらに⻑期的に使用することができます。

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金属のここが気になる!

金属って重くない?

『金属は重い』というイメージをもっていませんか?確かに金属は密度が高く重い素材です。
しかし、アイジー工業で採用しているガルバ鋼板は厚さ0.27~0.35mmの薄い金属板なので、他の素材よりも軽量な外壁材や屋根材をつくることができます。

そもそも軽量だと何が良いの?

外壁の金属が軽量の場合
屋根の金属が軽量の場合

地震による建物への負荷は、建物の重量に比例して増大するため、建物の重量が重いと地震時の建物の揺れも大きくなりますが、軽量な外装材を使用した場合、建物の重量も軽くなり地震時の揺れ幅も小さくなります。
揺れ幅が小さいと、建物の柱や梁などの構造材にかかる負担も低減できます。

他素材と重量を比べてみましょう(kg/㎡当たり)

外壁材を比較
軽い→重い
  • 金属サイディング施工例

    金属製外壁材

    金属製外壁材断面図

    「金属サイディング」とも呼ばれる外壁材です。金属板のみのタイプと断熱材が一体化されているタイプがありますが、金属板は0.27〜0.35mmと⾮常に薄いため、重さは窯業系サイディングの約1/5、モルタルの約1/10と、とても軽量な外壁材です。

  • 窯業系サイディング施工例

    窯業系サイディング

    窯業系サイディング断面図

    主原料はセメントで、繊維質材料や混和材、⽔を混ぜたものを成形してつくります。砂や砂利ではなく「混和材」を加えることで、モルタルやコンクリートの重さの約1/2程度となります。

  • モルタル施工例

    モルタル

    モルタル断面図

    主原料はセメントで、砂と⽔を混ぜ合わせたものでできています。セメントと砂の重量比は1:2~3と砂の分量が多いため、他の外壁材と比較すると重い外壁材となります。

屋根材を比較
軽い→重い
  • 金属製屋根材施工例

    金属製屋根材

    金属製屋根材断面図

    金属製屋根材には、金属板のみのタイプと断熱材が一体化されているタイプがありますが、金属板は約0.4mmと⾮常に薄いため、重さはスレート屋根の約1/4、和瓦屋根の約1/10と、とても軽量です。

  • 化粧スレート屋根施工例

    化粧スレート屋根

    化粧スレート屋根断面図

    主原料はセメントで、繊維質材料や混和材などを混ぜたものを成形してつくります。和瓦と比べると重さは約1/2以下となります。

  • 和瓦屋根施工例

    和瓦屋根

    和瓦屋根断面図

    主原料は粘土で、成形した粘土を高温で焼くことで、その材質は粘土から陶器へと変わります。他の屋根材と比較するととても重い材料です。

アイジーの外壁材、屋根材はどうして「金属+断熱材」の材料構成なの?

アイジーの金属サイディング、金属製屋根材は、金属板と断熱材を⼀体成型した構造になっています。
金属は熱を伝えやすい材料ですが、断熱材と一体化することで室内側にその熱を伝えにくくしています。

アイジーサイディング材料構成
アイジールーフ材料構成

断熱材には、トップクラスの高い断熱性があるポリイソシアヌレートフォームを採用し、他の外壁材と比較しても抜群の断熱性を誇ります。
建物の断熱性が高いと、暑い夏も寒い冬も快適な室内温度を保つことができ、冷暖房費の削減に貢献します。

アイジーサイディング、アイジールーフは断熱性能イメージ

カップ麺もかき氷も同じ様な発泡スチロールの容器に入っていますが、熱いカップ麺も冷たいかき氷も熱の影響を受けず手に持つことができますよね。
アイジーサイディング、アイジールーフの断熱材もこれと同じ働きで暑い夏と寒い冬から室内の環境を守っています。

カップ麺・かき氷

住宅の屋根に金属を使うと雷が落ちやすくならないの?

金属は電気を通しやすく、瓦などは通さないことから、金属屋根は落雷しやすいと考える方もいるかと思います。
実際は、屋根がどの材質でも雷の落ちやすさは大きく変わりません。材質よりも物体の高さに影響され、低い物体よりも高い物体の方が落ちやすくなります。同じ高さで同じ形状であれば、金属屋根でも、スレート屋根や瓦屋根でも雷の落ちやすさに差はありませんので安心してお使いただけます。

雷は高いところに落ちやすいイメージ
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金属のここが気になる!

金属って安っぽい?

金属の外壁・屋根とは、どのようなものをイメージするでしょうか?
エンボス加工や様々な塗料により、シンプルでスタイリッシュなデザインから塗壁調や木目調など、金属とは思えない質感まで、様々なデザインを可能にします。

金属だから表現できる美しさ

金属だから表現できる美しさのイメージ

金属ならではのシンプルかつシャープなデザインと、窯業系では難しいメタリックカラーなど、金属だから表現できる美しさを実現した商品を多数ラインナップしています。
飽きがこないデザインなので、先鋭的なモダンスタイルや、味わいのあるブルックリンスタイルなどの幅広いスタイルにご使用いただけます。

金属の表現力、 限界に挑戦

金属サイディング
  • 石積調

    石積調イメージ
    他社
    石積調イメージ

    テッセラタイル

    アイジー
    サイディング
    石積調イメージ

    NP-テセルブリックⅡ

  • 木目調

    木目調イメージ
    他社
    木目調イメージ

    唐松

    アイジー
    サイディング
    木目調イメージ

    NPT-スプリームウッド

  • 塗壁調

    塗壁調イメージ
    他社
    塗壁調イメージ

    スタッコ仕上

    アイジー
    サイディング
    塗壁調イメージ

    銘壁

ブロックを積み上げたような石積調や、天然木を張り合わせたような木目調、左官職人が塗り上げたような塗装調など、「本物」と⾒紛うほどの躍動感、柄の陰影を表現。
薄い金属板にエンボス加工で凹凸をつけ、多彩な塗料で仕上げれば金属とは思えない豊かな表情が生まれます。
加えて、 金属ならではの耐候性はそのままなので、強くて美しい外壁を実現できます。

日経アーキテクチュア
「採用したい建材・設備メーカーランキング2023」で1位受賞!

金属サイディング部門1位

10年連続首位を獲得!
多くの方に選ばれ、高い評価をいただくことができました。

金属製屋根材
金属の表現力、限界に挑戦のイメージ
金属の表現力、限界に挑戦のイメージ

アイジ-ルーフ スーパーガルテクトの表面の塗装は、硬化速度の違いによって塗膜に収縮が起き「ちぢみ」が形成されます。
特殊な塗装技術によって生まれる「ちぢみ塗装」は、金属板とは思えない高級感のある仕上がりとなります。
太陽光の角度によってきらきらと光を反射する屋根⾯は、ワンランク上の美しさを実現します。

いま、金属屋根が人気です!

これまで主⼒だったスレート瓦を押しのけて、徐々にシェアを拡大していた金属製屋根材がついに屋根市場シェアトップとなりました。
これまでは「金属は安っぽく⾒える」という声もありましたが、その性能や意匠性が認められ、多くの方にご採用いただいています。

金属製屋根材が選ばれる理由
  • 屋根材が軽いので、耐震性を確保しやすい

  • 緩勾配で設置可能で、デザインの自由度が広がる

  • 太陽光パネルを設置しやすい

  • ガルバリウム鋼板の耐久性・信頼性を評価

屋根市場の変遷
屋根市場の変遷表

出典:住宅金融支援機構「フラット35住宅仕様実態調査」

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金属のここが気になる!

金属っていくらぐらい?

⼀般的な外壁材との価格比較

⼀般的な外壁材との価格比較表

上記は材料(本体)のみの価格です。
アイジー工業が独自に調査した価格であり、実際の販売価格とは異なる場合があります。

外壁材1㎡あたりの価格を比較すると、種類ごとでも素材や機能性によって大きく差が出ます。
商品数が多いボリュームゾーン(色が濃い部分)で比較すると、より安価なものはモルタル・塗壁で、高価なのはタイルです。
金属サイディングは窯業系サイディングのボリュームゾーン(色が濃い部分)とほぼ同じ価格帯になります。
金属サイディングは他素材よりも価格の幅が⼩さいため、おおよその予算も検討しやすいですね。