6月20日開催の第53期定時株主総会において、第53期の決算、取締役の改選(3名重任、2名新任)が承認されました。また、その後開催された取締役会において、森安弘取締役が代表取締役社長に選定されました。
下記の通りお知らせします。
記
1. 第53期(2022年4月1日から2023年3月31日まで)決算報告
売上高 | 250億 97万円 | (前期比101.9%) |
営業利益 | 15億6,889万円 | (前期比 62.9%) |
経常利益 | 16億6,813万円 | (前期比 64.0%) |
当期純利益 | 11億5,050万円 | (前期比 62.7%) |
配当 | 1株当たり 34,100円 |
2022年度は、新設住宅着工戸数は、86万1千戸(前期比99.4%)と堅調に推移しました。また民間非居住建築物の着工床面積も4,330万㎡(前期比99.0%)と同様に堅調に推移しました。
外部環境では、前期からの価格高騰が主要原材料である鋼板・断熱材原料である樹脂、梱包資材・副資材に至るまで継続し、さらなる値上がりを受容せざるを得ない状況でした。
このような経営環境の下、金属サイディングはフッ素ショックを受けて断行したポリエステル塗装鋼板への切替えを8月までに完了させ、販売商品の完全復活を旗振りして各種販促活動に努めました。金属サイディング全体の出荷量は前期を大きく下回りましたが、2年連続販売価格値上げの実施・浸透により、売上高は前期比92%を計上することができました。
ルーフは、活況なリフォーム市場への営業活動資源投入が奏功し、年間出荷数量は前期を上回りました。更に、値上げの実施・浸透により、売上高は前期比123%を計上しました。
ヴァンドは、引き続き倉庫物件を中心に大型案件の需要が旺盛で年間出荷数量は前期同等の数量を確保し、さらに販売価格値上げが浸透し売上高は前期比108%を計上しました。
以上の結果、当期の売上高は25,000百万円(前期比101.9%)となりました。利益面につきましては、経常利益は1,668百万円(前期比64.0%)、当期純利益は1,150百万円(前期比62.7%)となりました。
2023年度は、様々な諸課題に対応するため、社内組織の改革を行いました。特に購買面では、原材料調達から生産、出荷、配送に繋がる一連の工程を集約したサプライチェーンマネジメント部を創設し、諸課題へのスピーディーな経営判断が出来るよう組織を立ち上げました。加えて「IGカーボンニュートラル2050宣言」の実行を強力に進めるべくカーボンニュートラル推進室を立ち上げ、活動を開始しました。
営業面の大きな課題である金属サイディング数量の復活に向け、ポリエステル樹脂塗装製品での塗膜変褪色10年保証を開始しました。住宅市場向けにラインアップを増強したシンプルモダンシリーズと、より市場認知度の増したルーフのさらなる拡販に努めると共に、都市部リフォーム市場での更なる拡販を目指します。非住宅市場では、需要旺盛な耐火建築物向けヴァンドの安定生産を目指します。
これらを支える基盤基盤づくりとして、大型設備投資を実行します。また、2023年3月に取得しました、下妻工場では、2025年の稼働に向けてルーフの設備投資を漸次実行し、生産能力増強の準備を行います。
2.新役員体制
氏名 | 新役職名 | 旧役職名(2023年3月31日現在) | |
森 安弘 | 代表取締役社長 兼 営業・企画管掌 | 昇任 | 取締役 執行役員 営業・企画管掌 |
菅野 良彦 | 取締役 常務執行役員 製造部長 兼 カーボンニュートラル推進管掌 | 重任 | 取締役 常務執行役員 製造部長 |
梅津 浩之 | 取締役 執行役員 総務部長 兼 研究開発部長 | 昇任 | 執行役員 総務部長 兼 研究開発部長 |
北尾 純司 | 取締役(非常勤) | 重任 | 取締役(非常勤) |
宮越 敏之 | 取締役(非常勤) | 新任 | ― |
富田 淳一 | 監査役(非常勤) | 重任 | 監査役(非常勤) |
中村 哲 | 監査役(非常勤) | 重任 | 監査役(非常勤) |
小形 満 | 執行役員 サプライチェーンマネジメント部長 | ― | 執行役員 営業部長 |
前代表取締役社長の高光克典は、第53期定時株主総会の終結をもって退任し、相談役に就任いたしました。
以上
《本件に関するお問い合わせ先》
アイジー工業株式会社 総務部副部長 嶋貫
〒999-3716 山形県東根市蟹沢上縄目1816-12
電話 0237-43-1830
FAX 0237-41-1830