2025.07.02
[令和7年度全国発明表彰 日本商工会議所会頭賞受賞のお知らせ]

令和7年度全国発明表彰
日本商工会議所会頭賞受賞のお知らせ
-歪み抑制エンボス加工を施した建築用金属外装材の発明-

お知らせ

拝啓 貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

 この度、アイジー工業株式会社(代表取締役社長森 安弘)は、金属外装材の発明(名称:歪み抑制エンボス加工を施した建築用金属外装材の発明)において、公益社団法人発明協会が表彰する「令和7年度全国発明表彰・日本商工会議所会頭賞」を受賞しました。本発明は、「令和5年度東北地方発明表彰・発明協会会長賞」を受賞しており、今回は一段格上の受賞になります。発明者である弊社、荒木 和彦(あらき かずひこ)が、202571日(火)、全国発明表彰式に出席し、常陸宮正仁親王妃華子殿下ご臨席のもと、表彰を賜りましたことをご報告申し上げます。この受賞報告のため、202578日(火)に東根市役所の土田正剛市長へ表敬訪問致しますので、ご多忙のこととは存じますが、是非ご取材賜りますようお願い申し上げます。

敬具

 

■   全国発明表彰とは

 全国発明表彰は、1919年に設立された歴史ある表彰事業です。優れた発明・意匠を完成した者、発明の指導や育成等に貢献した者を顕彰することにより、発明の育成を図り、日本の科学技術の向上と産業の振興に寄与することを目的に開催しています。

 

■   受賞概要

賞   名:令和7年度全国発明表彰・日本商工会議所会頭賞

名   称:歪み抑制エンボス加工を施した建築用金属外装材の発明

発 明 者:アイジー工業株式会社 研究開発部 商品企画チーム 主査 荒木 和彦(あらき かずひこ)

実施功績賞:アイジー工業株式会社 代表取締役社長 森 安弘(もり やすひろ)

参   考:令和7年度全国発明表彰 受賞者一覧

      https://koueki.jiii.or.jp/hyosho/zenkoku/2025/zenkoku_jusho_ichiran.html

全国発明表彰式データ.jpg 記念撮影データ.jpg

令和7年度全国発明表彰式                左:森 代表取締役社長 右:荒木 和彦

■ 表敬訪問概要

●日 時:202578日(火)11:00

    ※取材を希望されるメディアの方は10:45までにご来所いただけますよう、お願い致します。

●場 所:東根市役所(山形県東根市中央1-1-1

●訪問者:アイジー工業株式会社 研究開発部 商品企画チーム 主査 荒木 和彦(あらき かずひこ)、
     代表取締役社長 森 安弘(もり やすひろ)

 

■   発明概要

 金属外壁材の製造過程において、レンガやタイル、木目柄などの模様を表現する際、鋼板の表面に凹凸をつける「エンボス加工」を施します。加工の性質上、薄くしなやかな鋼板の硬度は上昇しますが、模様をつける化粧面と、模様をつける必要がない連結部に縮み具合の差が生まれ、歪みが発生してしまいます。より複雑な模様を施す際は、歪みが顕著に表れます。この歪みを軽減するため、連結部には「歪み抑制エンボス加工」を施しています。

 本発明のポイントは、この「歪み抑制エンボス加工」の加工方法、成形形状にあります。従来の「歪み抑制エンボス加工」では、さざ波柄のような加工を施しておりましたが、本発明は四角形のエンボス加工を施し凹凸群を形成、さらにこの凹凸群の間には、あえて加工を施さない成形間隙を設けました。従来の「歪み抑制エンボス加工」よりも連結部がしなやかになることで、化粧面の歪みが軽減し、品質向上に繋がりました。表現する柄に応じて凹凸群の配置や成形間隙の大きさを調整することも可能なため、成形機械への負担軽減、従来よりも省エネルギーで様々な模様の金属外壁材を生産することが可能になりました。

実際の凹凸群拡大図とその模式図.jpg 実際に凹凸群を成形した金属外装材の拡大図.jpg

実際に凹凸群を成形した金属外装材の拡大図           実際の凹凸群拡大図とその模式図

■   アイジー工業について

 山形県東根市に本社を置く、今年55周年を迎えた金属外装材メーカーです。創業以来、豊かなアイディアを具現化する発想力と技術力で、自社で研究開発した様々な商品を製造販売してまいりました。現在は、金属外壁材「アイジーサイディング」の他、非住宅向け外壁材「アイジーヴァンド」、金属製屋根材「アイジールーフ」の製造販売も行っております。55周年に掲げたスローガン「アイジーは、止まらない。」を社員全員が実践し、100年企業に向けて邁進してまいります。

以上